
2.
JAKOBSSON LAMP は夫がどうしてもと購入したもの。正直掃除がしにくいのであまり好きじゃなかった。リビングをこれひとつで照らすのは光量が足りない。
照明の位置が低いので大きくなった息子たちの頭が当たる、そして少し壊れる。
ただ16年余りが経っても古びない風合いはさすがだと思う。木が少し飴色になってくる、それも良い味だと思うのは古物が好きだからかもしれない。最初に見た時よりも愛着が増している。
でも暗い…
照明を足したい。だけど何を足せばいいものか。
これに拘った夫はもういない。
これを中心に考えるとインテリアが我が家の経済力には分布相応なものだと教えてくる感じもする。
頑張って働くか…
そもそも私はどんなインテリアが好きなんだろう?
雑多な実験室のような無機質なものに落ち着きを感じる。薄暗くてグレーと薄い緑が混ざって、ガラス瓶がそこここにあって、事務用品のような金属のロッカーと木製品、そういうものの中にまだ憧れと懐かしさを感じている。古びた、薬品の匂いのする空間は私の学生時代のそれで、でも実用には不向きだ。
何がいいんだろう?がわからない。
50歳になるとみんな断捨離とかすっきり暮らすということにシフトし始める、誘導されているような感じもするけどわからないのにすっきりライフに移行させられようとするのも違和感で、でも抗うことは子どもっぽい?と妙に大人になろうとする自分もいる。
とりあえず考える、探すことにももう時間が少ないと思ってしまう。50歳を迎えるってめんどくさいなーーー
2025.05.04